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日経コミュニケーション『総務省がIP電話の研究会を開催 音質基準や電話番号体系を確立へ』
http://www4.nikkeibp.co.jp/NCC/news_top10/f_ncc2359.html
IP電話といっても,すでにいろいろな形態が存在してしまっている。この中から優れた/汎用性の高い方式を餞別するのか,複数の方式に対応させるのか,動的IPでの番号関連付けの問題,圧縮方式,IPv6対応,遅延保証やエコーキャンセル方式・・・など,いろいろな検討課題が予想される。
しかし逆に,既にいろいろな規格/方式が出ていてその特徴・短所などが良く見えている現時点での研究会とは,タイミングがよいとも言える。
また,これが確立するそのメリットは大きい。インターネットなどにおいてメールは比較的普及したといえる。しかし,残念ながら音声メッセンジャーツールは,一部の人々の間だけでしか普及していない。統一されたインターフェースによって相互接続され,公衆回線/移動電話網と接続されれば,インターネットでのメールと同様に一気に普及することになると思われる。
当然,PCのソフトレベルだけでなく,IP電話アプライアンス(専用)機や,組み込み機器の電話機能負荷などの複合家電も考えられ,交換機の廉価化やIPによる汎用化が期待できる。電話→Fax→携帯電話→パソコンと,シームレスに扱えるようなインターフェイスがあれば,昨今のデジタルデバイドの問題も,これで敷居が低くなるかもしれない。
同時にQoSの概念も普及し,プロバイダの遅延保証/帯域保証のオプションメニューが一般化することになると思われる。
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松下電器産業 ニュースリリース『DVD ビデオレコーダー DMR-E20を発売』
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn010529-3/jn010529-3.html
このほどDVD-Rは規格が統一されたようで,やっと安心して買うことが出来るようになった。ただし,Rディスクでは1回のみしか書き込めないため,本格的なVTR代替品にはなり得ないのは否めない。この製品はDVD-RAMでも読み書き可能だが,この手の方式が統一されていないため,少々不安である。
早くDVD-RAMかDVD-RWかDVD+RWの3方式を統一すべき時期である。
また,HDTVを録画できる機器も,今のところD-VHSしかなく,しかもこちらの場合にはテープなので使い勝手がデジタル的ではないのが残念だ。DVD系でも早くHDTVを録画できるようになると良い。・・・現状でDVD録画デッキが普及するには,ユーザにどれだけのチャレンジ精神があるかにかかっていると言うしかない。
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日経コミュニケーション『iモードを脅かす新手の悪質メールが出現 NTTドコモ,今夏発売の新機種で対策』
http://www4.nikkeibp.co.jp/NCC/news_top10/f_ncc2334.html
新手の悪質メールというとDoCoMoにはあまり非が無いように聞こえるが,これは早い話がi-mode仕様の欠陥である。i-modeやiアプリなどの危険性が高いものを売っているという意識はDoCoMoには無いと思われる。オープンな規格/サービスなら,悪質なウィルスやメールというものに対して,ユーザ側の運用でカバーしなければならないと言われてもしぶしぶ納得できるわけだが,独占サービスでこの失態は許されないのだ。他に選択肢が無い(少ない)からである。
最高水準で普及しつつある世界に誇るi-modeと自負していたはずのシステムでこの顛末。米国であれば消費者が被害を被る可能性があるだけで(実際に被害に遭っていなくとも),巨額の損害賠償請求が通ってしまう。日本人では東芝のFDDで1100億円事件( http://www.zdnet.co.jp/news/9910/29/toshiba.html )が記憶に新しい。
米国の一連の訴訟行為が必ずしも消費者保護になっているわけではないかもしれない。しかもここが日本なので,訴訟になるかどうか(恐らくならないが・・・)。しかし,imodeがDoCoMoの官僚体質を浮き彫りにしていることは確かである。
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ASCII 携帯24『世界初!W-CDMA方式「FOMA」の通話音質チェック!!ケータイ音比べテストを実施』
http://db.ascii24.com/buyer/k-tai/special/2001/06/01/626653-000.html
『FOMAサービス開始!』といわれているが,まだまだ試験サービスである。通話するユーザ数を大幅に制限して,がら空きの帯域を使えば,スペクトラム拡散方式の通信であるFOMAは,理想の通話品質が手に入るハズなのに,コレだ。
この音比べテストで,ハッキリしたのはPHSの通話品質の高さだろう。結局のところ,『ほぼ無圧縮(AD-PCM)』『ユーザ数が少ない』というのが理由か。今回の実験に使われたDoCoMoのPHSよりもDDIポケットのPHSの方が基地局エリアが大きく,電波強度からして安定しているので,PHSのアドバンテージはさらに高いことが予想される。
余談だが以下のページを見つけてしまった。非常に興味深い。
『ケータイ業界のドロドロしたところ』を見てしまった気がするが,結局,大手キャリア・大手販売店は,官僚体質になりユーザが見えていないと言う点で奇妙にも一致してしまっているのが露呈した内容になっている。
同『【本音を語る座談会Vol.2】NTTドコモのベスト新機種は?! ドコモショップ店員による覆面座談会』
http://db.ascii24.com/buyer/k-tai/special/2001/06/05/626568-000.html
この中で特に興ざめなのは,以下のやり取りだ。
>[D氏] うちのショップではありませんが、女性スタッフが拉致され、半日ほど車のなかで監禁されたという事件を聞いたことがあります。しかし、事を荒立てないようにと、表ざたにはなっていないとか。
>[A氏] そういった暴力事件などの対策に、ドコモショップの店内に保安用カメラが置かれ、ドコモが監視しているのですが、本当に役立っているのでしょうか?
>[B氏] カメラの画像は支店で監視しているのですか?
>[A氏] 専用線でドコモ本社と警備会社に通じています。
>[C氏] 窓口に全員座っているか、フロアに接客係が立っているかなど別の意味で設置している気がします。
表ざたにはしないとか,いろいろ理由をつけて監視カメラとか・・・。一体市民をナンだと思っているのだろうか。・・・ナメられたものである。
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↓ルート株式会社『高速無線インターネットアクセス実現に向けた企画会社の設立と実験の開始について』
http://www.root-hq.com/jp/html/pressrelease/01.6.5.html
有線ブロードバンド社の光網をバックボーンにハンドオーバー可能な無線LAN網を作り上げるようだ。現段階ではなんとも壮大な計画としか言えないが,PHSや携帯電話と違って,もっと狭い地域のみを対象にすれば,実現可能なサービスといえる。スポット的なサービスエリアが連続するPHSとイメージは同じではあるが,全体のサービスエリアは地域限定というわけである。つまり,ブロードバンドのネットを,『自宅のみに固定しない』というだけの無線利用法である。
とりあえず自宅のみで使うことを前提としても,新たな手段が出てきたいえる。
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ここ2〜3年は,アクセス料金で手ごろなADSLがメインであることは間違いない。
というのも当分の期間は,FTTH(家庭まで光ファイバーによる通信)では,確かにピーク時の速度は出るかもしれないが,おおよその時間帯で殆どADSLのスループットと変わらないのにも関わらず,およそ2倍ほどのコストがかかってしまうのでは,ペイしないからである。
ADSLの1.5Mbpsでも常時このスループットが出るわけではないが,まぁ,このような数値で¥6000前後/月額なら,使い道もあるというものだ。使い方次第で有用になるInternetという世界を知るには,やはりダイアルアップではどう考えても不利だからだ。
で,3年後にFTTHのような次世代のネットワークを導入することを考えておく。少なくとも3年後には,いまよりも環境は改善されているはずで,逆に今の環境は3年くらいしか使わないように考えた方がよいということだ。(もっと極端に言えば1〜2年ごとに新しい環境は出てきているが・・・)
というわけで,今,導入するなら絶対にADSLだろう。(おっと,CATV Internetでももちろん良い)
ADSLを導入するなら以下のサイトで比較検討してみては如何だろうか。
日経BizTech『ADSLサービスの料金比較』
http://webguide.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/redir.pl?href=/ws/sp01chrg_1.html
などと紹介しているWEBMASTER自身は,低価格ADSLは導入できないのだ。サーバ運用が前提なので,どうしてもグローバルアドレス固定でDNS逆引きが出来るコースでなければならないわけで,このタイプだとどうしても割高になる。まぁ,2〜3年前まで,¥30万前後していたことを考えれば,まぁ,全然どーってことはないが・・・。
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