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SMEのbitmusic?
1999年11月30日(火)


http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/speed/87736を見てみると、なんだかとんでもないことが載っている。

この記事はWEBMASTERが疑問に思っている『最近の音楽業界の3つの不信な動き』について、的確に質問しているところが非常に興味深い。サスガ日経記者。また、これについて、真正面から答えている専務の発言は注目すべきだ。

さて、SME社の専務の発言なのだが、もろに本音が見えてしまっているのが面白い。こういうコトを公にしてしまっても良い時代になったのか?<br> かなり強気の発言で、WEBMASTERは正直言ってビックリしている。・・・というのも、まるっきりユーザ不在の『企業側の論理』だけを平気でごり押ししている感が否めないからである。要点は以下のようになるだろう。

・音楽業界のアーティスト囲い込み・物流囲い込みのさらなる強化への動き

JASRACや他の音楽権利者団体(作曲家連盟・編曲家連盟など)がネット配信などに関する権利や概念の統一などをまだ固めていないこの時期に、このようなサービスを開始した背景には、恐らく(と言うよりは明らかに)ネット配信でのレコード会社権利確保への焦りと、囲い込みを狙った動きである。この場合、実際のモノが動かないので『物流』と表記したのは正しくなかったかもしれないが、それはともかく、『音楽のネット配信は放送とは違い購入が前提』そのものの概念を変更するべきなのかもしれない。

・ユーザのための仕組みではないコピープロテクト

このサービスでは、今まで以上に音楽を聴く行為が煩雑になっている(→不自由になっている)。確かにアーティストやレコード会社にとっては、違法コピーが出まわるのは非常に困ることだろうが、これを排除するために、一般のユーザが音楽を聴く際に面倒な操作を強いられるのはどうかと思う。

「コピーが自由なMP3ファイルを配信するのとはわけが違う。いろいろな制約のなかで、できるだけ使い勝手のよいサービスを目指した」(SME盛田専務)と言うことそのものが、既に的外れで本末転倒である。ネット配信そのものの利点が『より気軽に・よりアーティストに近い距離で・よりリアルタイムに・より安価に』音楽が楽しめるようになる、という気がしているのだが、これはWEBMASTERだけの買い被りだろうか。

・不透明な料金設定

「デジタルになったから(→物理媒体がなくなったから)何でも安くなるという考え方はおかしい」(同専務)として、1曲350円と、ほぼ据え置きである。しかも、電話代などの通信費は当然個人持ち(33.6bpsのモデムで15分以上かかるという)。確かに企業の論理として、プロモーション費用があるもんな・・・。

このような商売の仕組みの他に、もっとオープンな(業界の囲い込みのないような)市場があればすばらしいのだが・・・。

つまり、ネット配信時代が到来したとき、ミュージックアーティストにとって、最もネックになるのは「どのように売りこむか」だ。これに対してユーザ側にとっては「どのような音楽があるか」がより自由な形で知ることが可能になるのが、ネット時代での本来の進化であると考える。

そのためには「仲介」のような程度のレコード会社が存在出来るようになれば良いわけだが、『アーティストを発掘・育成』までをレコード会社で行い、タイアップなどを中心に売りまくるような現状で、ユーザがネットの恩恵を授かることが出来るまでには、まだまだ先は長いような気がしている。

囲い込みを徹底して成功したソフト業界の例では、WEBMASTERの知る限り、任天堂式ゲーム業界だけ。ユーザ不在とも言えるあの独特の業界の雰囲気は、日本方式ならではものだろうが、音楽はゲームとは違い、製作費用がけた違いである。業界の構造が似ているのは、やはり「プロモーション費用」がゲーム製作費用に相当するからで、このプロモーション費用などがネット効果で少なくなるとすれば、どうなるだろうか。<br> 音楽ソフト業界でも同じようなことをしているうちに、サービス業を得意とするアメリカなどの外国勢をひたすら脅威に感じることにならなければ良いのだが・・・・。

H"とその後(総合評価編)
1999年11月16日(火)


このまえ導入したH" の使用期間がそろそろ2ヶ月を過ぎようとしてる。ここへ来て、かなりH" やデジタル携帯に対する評価が固まったので評価してみようと思う。

〜〜〜+〜〜〜

判断基準としては『通話安定度:音質:通話料:データ通信料=10:6:5:1』くらいの割合が妥当だと思っている。この辺りの傾斜配分は、使い方によるだろう。

今回は文字媒体(e-mail)については、特に評価対象に入れなかった。各社殆ど同じようなサービスを開始していて、差があまりないというのが理由だ。
プロバイダのメールボックスにe-mailが到着したら、携帯orH" が知らせてくれるというサービスなどは、インターネットの世界が現実世界を侵食しているという危ない感じを予感させ、「時代は変わろうとしている」というのが実感できるサービスと言える。非常に興味深い。

〜〜〜+〜〜〜

関東圏の総合評価は今のところcdmaOneが1位である。音声のまずまず高品位な点と、非常に通話が安定してる優位性が評価のポイントだ。
先月、父親がTACSからこれに(ようやく)乗り換えた。本当に切れない。加入者がまだ少ないからか、電波帯域に余裕があると思われる。これが評判となって、大量加入・大量トラフィック発生・・となると、こうはいかないのかもしれないのだが、今のところそういった気配は全く無い(一部苦笑)。
また、とにかく何言っているのか判らないケイタイが多い中で『圧倒的に音が良い』と謳っているだけのことはあるかもしれない。何を言っているのか聞き取れないということは、殆ど無い。雑踏の中での会話でも、マナーの点で声量を稼ぐことが出来ない場所・タイミングでも、しっかりと聞き取れるという点も見逃せない。
しかし、残念ながら料金体系がまだ現時点では高い。また、データ通信などに使われる端子などがcdmaOne専用のもので、なかなかPDAなどに今一歩普及していないことが、わずかだが減点対象となってしまった。

音質 通話安定度 通話料 データ通信
△or×

僅差でH" が2位となる。1位と殆ど差が無いと思われる。使い方次第でチョイスすべきという意味だ。
音質がデジタル携帯電話の「時間軸の単位でまとめて処理する圧縮方式」が全く採用されていないことが幸いして、トップ水準である。ノイズが乗っている下手な固定電話よりも音質が良いくらいである。固定電話網←→PHS、もしくはPHS同士なら、何を言っているのか判らないということは、瞬断が起こらない限りまずあり得ない。静かな部屋同士の通話なら、背景の救急車のサイレンはもちろん、ラジカセの曲名やTVのCM名まで判明する品質だ。
今までのDDIポケットが提供していたノーマルPHSとは、電波の安定度と言う点で圧倒的に改善されたのは前述しているが、この効果はハッキリ言って「加入者の通話でいっぱいいっぱいのミカカのコドモの切れやすいケイタイと比較しても、断然切れない」と言える程だ。他社の普通のケイタイと肩を並べたくらいと言って良いだろう。建物の影に移動して、そこが運悪くサービスエリア外だった・・・、などという場合などでは切れやすいわけだが、大きな道路を自動車で走行している間や、高架線を走行中の電車車両からの通話では、問題無く通話が可能である。新橋駅から山手線に乗って神田駅まで、周りの冷たい視線を浴びながら、会社のサポート電話を受けていたことがあったが、会話はなんとか成立していた。
データ通信では、32〜64kbpsも出るので、下手なアナログモデムよりも速く快適である。(ただし現状では64kに対応したプロバイダは数少ないが・・・。)

音質 通話安定度 通話料 データ通信

多少水をあけて3位がIDOのPDCだ。これにほぼ同着でJ-PHONEが続く。J-PHONEは端末によってバラツキが多いので、注意が必要かも。音質では、前時代の圧縮がかかっているため、聞き取りにくい(声色にも因るが)。比較的中高域(2KHz前後)のノイズ(クルマのロードノイズなど)があると、非常に聞き取りにくくなるのが困る。ただ、加入者が少ないからか、通話安定度が比較的安定しているのが救いである。

音質 通話安定度 通話料 データ通信
×

最悪なのが、ドコモだ。特に20x番の型は最低だ。(ちなみに10x番の型なら上の3位タイだが。)
圧縮の相性が悪いヒトだと、何を言っているのか判らない・・・。ハーフレートは、ユーザをあまりにも馬鹿にしている。圧縮の限界を超えている。携帯電話の相手(つまりこちら側)は、もっとゆっくりハッキリ言ってくれないとわからないんだが・・・、ともなかなか言えないし、『え?』『なに?』と聞き返す回数が増えてくるにつれ、無駄な時間が過ぎ、徐々にストレスが溜まってくる。タダでさえ割高な通話料をむさぼるところへ、無駄な会話が続くのである。この前、「もう一度言ってくれ」の返事が『何?!』には、笑うしかなかった。
シマイにはプツっと突然切れ(携帯電話では、圏外警報が出ないコトが多い)、さらにPHS←→携帯時には、PHSのせいにしてくるアリ様だ・・・。こういうドコモユーザは腹が立つものだ。ハーフレートで掛けて来られた側の気持ちとしては、圧縮のなかから声を拾うという、ヒトとヒトとの大切なコミュニケーションの手段のひとつである電話という道具で、このような不自然な行動をとらなければならないのは、非常に悲しすぎる。ましてやこちらからかける時の気持ちはになると(自粛)。
なぜ通話品質が最悪で割高なドコモなどと契約しているのか不思議で仕方が無い。確かに、どうしても必要な用事のときには、どんなものでも連絡が取れればありがたいのだが、他に通話手段があるときには、それを利用して頂きたいものである。電話をかける側の懐もありがたいし(大きなお世話だが・・・)、何より両者にストレスが溜まらない。
現状でのドコモの救いは、i-modeだろう。dopaの長所を遺憾無く発揮している。ただ、9600bpsが痛すぎる。

音質 通話安定度 通話料 データ通信
×× × ○or△

※音質の水準は以下の通り。
ISDNの固定電話≧PHS≒一般加入電話>cdmaOne
>>デジタルPDC携帯電話>>ドコモハーフレート端末

※というわけで、友人Sさん。既に言ったことだけど、PHSから携帯にステップアップしたのではなく、逆にダウンしてしまったと思わないか?次回はH" かcdmaOneを狙おう。

ドコモ仕様のCASIO『Cassiopeia』購入
1999年11月13日(土)


ずいぶん前の話だが、高校時代からシャープ系の電子手帳を使っていた。踏んで壊してしまったり、寿命で壊れる度に、またシャープの電子手帳を買っていた。友人も同じ機種を使っていたのでデータの交換が楽だったし、何より当時のシャープの電子手帳は、使い勝手の点で他社にはダントツの差をつけていた。

しかし、1年くらい前に遂に最後に買ったザウルス(PI-5000)が原因不明の起動しない事件が発生してしまった。内部の配線が切れてしまったのだろう・・・・。

結局このザウルスが一番長く持ったが、それ以来、スケジュールなどの管理は自前の頭脳のみで行っていた。しかし、やはりスケジューラが欲しいということで、この事件の直後からいろいろ見ていたのだが、特価COM(通販サイト)で通常なら3〜4万程度で売られているはずのパームサイズドWindowsCE機が\15800(税・送料別)で売られていたのを見つけてしまった!

・スケジュール帳
・アドレス帳
・できれば手書き入力が出来る
・パソコンに接続が出来る(テキストファイルを転送して読める)
・フリーソフトがあって追加が容易
PHSに繋ぐことが出来る
e-mail送受信機能があり、出来ればWEBブラウズが出来る
なんかも録音できたり鳴ったりすると楽しい
・軽い(400g未満)

ドコモ仕様で、メインメモリーが8MBと、WinCEとしてはかなり狭いと思ったのだが、上記の条件(追加の欲望条件までも)を全て満たしていたので、迷うことなく購入手続きへ。(笑)

2日後に宅配便で到着。かなり速い(ちなみに以前にも特価COM(の前身のソフトクリエイト通販)で、即納可の表示があったSCSIボードを買ったことがあったが、このときは待てど暮らせど来ない。質問メールを入れてからもさらに1週間たっても来ないので、実際に渋谷の店頭まで足を運んだ経験があったので、納期に関してはかなり不安があったのだが。)

早速、説明書も読まずにとりあえず、ちょっとだけいじってみた。商品到着の日は帰宅が遅く、すぐに寝なければならなかったため、1時間くらいしか操作できなかったが、この1時間の間にバグと思われる現象が何回も出てその度に『オールリセット』を行った。都合3回も行った・・・。う〜む。どうしたことだ。もしかして、初期不良か?と思ったが、OSがMicro$oft社の製品であること、まだ2世代目の製品であることを考えれば、バグの公算が大きいと判断。(←実は根拠なし(^^;;)

後になって判ったのだが、実は、メインメモリーが決定的に足りないのが原因だったようだ。インターネットブラウザを立ち上げ、スケジュール管理(Pocket Outlook)まで同時に動いていたので、8MBしかないメモリーで自動でやりくりしている動作に限界があるのだろう。今後はメモリーをユーザ側で上手く使わなければ、と心がけて、今では『オールリセット』をしなければならない場面はもうなくなった。

ドコモ仕様なので、実は、DDIポケットのPHSはつなげることは許されない(PHSドライバが付属CD-ROMから省かれている)のだが、CASIOのページに、このドライバのバージョンアップがあって、インストール手順の記述を見ると、なんと既にインストールされているべき前バージョンのドライバを削除しても、新たに提供されいるドライバをインストールできそうな感じだった。ならば、全くドライバが用意されていないドコモ仕様でも新ドライバをインストール出来るかも・・・というわけで、早速PHS接続ケーブルを買ってきてドライバも落として接続してみたら、見事に成功してしまった。というわけで、ドコモ仕様のカシオペアをDDI-PocketのH"でモバイルできるようになってしまった。

詳細な使用レポートは、また機会があったらお知らせすることにしよう。

雪見だいふくのストロベリー
1999年11月13日(土)


1ヶ月くらい前の呼び鈴sxをバージョンアップしたときに、大変お世話になった某氏の掲示板で、なんとも旨そうな書きこみがあった。雪見だいふく風の『雪苺娘』(ゆきいちご)というのがあるらしい・・・。

会社でこの書き込みを見たときには、折りしも、世間様ではゆうところの夕飯時だったため大変腹が減っており、なんでも旨そうに感じる季節であったが(笑)、このことさらにのイメージが食欲を掻き立てた。もう我慢できない。

仕事中だと言うのに、早速コンビニへ行き、早速探すことに。
最寄のコンビニにはあいにく雪苺娘はなかったのだが、ロッテの「雪見だいふくプチ3」というものがあった。3色だ!もちろん苺もある!

迷わずレジへ運び、早速会社の机で食べることに。(^^;)
まず、我慢の限界もトウに超えていたし、なぜか真中に位置していたせいもあって、初っ端から『ストロベリー』に手を出す。(笑)

『この感触(間食)がたまらないんだよね〜〜』などとつまらないことを口にしたのだが、口の中でとろける餅の香りがなんとも言えない幸せな気分を演出してくれたおかげで、寒くない。(^^;;
中のアイスも『苺果汁5%』と表記されているのを確認してしまったせいか、非常に満足したので、おもわず日記に記させて頂いたという次第である。・・・お奨めですよ。

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