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日和見バナナ |
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We are students of development.
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Hiyorimi Banana by "saging"
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2004年大統領選挙 ♯5
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選挙前々日
2004.5.8(土)
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法律上、選挙前日の0時以降の選挙キャンペーンは禁じられている。そのため、5月8日が、キャンペーン最終日となる。
最終日も、私はParty-ListのA○BAYANの人々と一緒に、ケソン市District1での締めくくりキャンペーンに参加させていただいた。予算のないA○BAYANのこと、ケソン市議会議員候補と組んで、彼らの演説の横でしきりにビラを配り、選挙ジープニーで街を走り回り、少しでも多くのポスターを貼ろうと躍起になる。ケソン市District1は広い。ジープはひたすら迂回しながら、川沿いのスラムの路地からMunosの生鮮マーケットを、そして高級住宅街を走り抜ける。スラムの家々には最後のお願いをしてまわり、マーケットの店主には模擬投票用紙を渡して「Party-Listをお忘れなく」と呼びかけ、高級住宅のポストにそっとビラを入れてまわる。日が暮れてもサディスティックにひたすらポスターを貼りつづけ、「期限ぎりぎりの0時までやる」と言う彼ら。私も21時までは一緒にいたが、さすがにそれ以上はついてゆけず、先に帰ってきた。
今日は最終日だから朝の7時に集合だと言うから、私も5時起きで約束の場所に行ったのに、いつもどおりに遅刻して10時にやってきた彼ら…。「ねえ、そんなに時間を惜しむなら、もっと朝早くからやれば…?」と言いたい気持ちを抑え、いつも親切に、私の研究に協力してくれる彼らに私は引け目、Utan
na Loob(内なる負債、恩の気持ち)を感じている。彼らにとっての束の間の「中休み」であり「母の日」でもある明日は、日本風の料理でもつくっていって、彼らのいる場所(選挙事務所とされた民家)に届けるつもりだ。
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まるで運動会の万国旗のような
ポスターがはためいている。 |
空き地で若者を集め、
くだけた感じで演説を行う、
ケソン市議会議員候補のSEP氏。
A○BAYANは選挙キャンペーンにおいて
彼の陣営と協力関係を結び、
A○BAYANの模擬投票用紙に
彼の名前を記載する代わりに
彼の模擬投票用紙にもA○BAYANの
名前を入れてもらっている。 |
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